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 その事実がある以上、疑う必要はない

 疑問点は、なぜ、アガタラでの安定的な生活を捨て、困難極まる大移動を行ったのか、ということだが、それについては、エリナはいいにくそうにしていた

「リョハンが空の彼方に飛んでいったものだから、探し回っていたらしいの」 アガタラのウィレドたちについて詳しく説明してくれたのは、ミリアだった

かつてリョハンの代表者としてアガタラと交渉してきたのはミリアであり、アガタラのウィレドたちが“竜の庭”に現れた際にも、彼らの代表者と話し合ったという

 ミリアの話によれば、アガタラのウィレドたちは、リョハンとの繋がりを大切にしたいと考えており、そのため、突如として姿を消したリョハンの所在を探し求め、西へ東へ飛び回っていたらしい

そのことを知ったミリアは、彼らになにも言い残さず、あの地を去ったことについて心苦しく思った、という

 確かに、それまで仲良くしていたのだから、一言二言、言い残してから飛び立つべきだったのかもしれない

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が、そんな悠長なことをいっていられる状況でもなかったのもまた、確かだった

 ネア・ガンディアがいつ襲いかかってくるかわからない以上、早急に姿をくらまし、落ち着ける場所が見つかるまで隠れ続けるのは、必要な措置だったのだ

 こちらの事情など露知らぬアガタラのウィレドたちは、リョハンの行方を追って飛び回っていた

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 そんなおり、リョハンを捜索中のウィレドが、ラングウィンの眷属の飛竜と遭遇したという

竜属の中でも温厚で知られるラングウィンの眷属と、争いを嫌うウィレドが交渉を持つのは、極めて自然な流れだった

そして、ラングウィンの眷属からリョハンの所在地を聞いたウィレドは、その情報をアガタラに持ち帰ると、アガタラでは大騒ぎとなったそうだ

 海の彼方の大陸で、ネア・ガンディアとの決戦の準備をしていると知ったウィレドたちは、会議の末、“竜の庭”に向かうべきだという結論を下した

「なんで?」「エリナちゃんがいるから、だそうよ」「エリナが……ああ、そういうことか」 ミリアの発言によって、セツナは、アガタラのウィレドたちがなぜ大海を渡る決意をしたのか、なぜエリナがいいにくそうにしていたのか、その両方を理解した

 戦宮の一室には、セツナたち以外にミリアとシヴィル=ソードウィンだけがいる